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単車のページ

CBX750F レストア日記 Part 2

取り敢えず、継続検査は終わりました

今後は新たなレストアの記録です


平成17年 9月25日 更新終了

整備内容の明細



平成11年10月5日

☆<メーターパネルの交換> ☆

夏の暑さも収まり、やっと疲れが取れ、ガレージで飼っている蚊(?)にも悩まされずに、 整備が出来る環境が出来たので、来年の大きな手術の前に細かな所をレストアする事にした。
当初悩んでいたメーターパネルの交換を、少しお金が溜まったので、部品を注文し、交換した。


新旧二つのメーターパネル

こうして並べて写真をとっても、そんなに汚く思えないが、 古いパネルの透明プラスチックは相当汚れていて、メーターの針を十分に見れる状態では無い。
交換の作業中に気がついたが、新しいパネルには「速度警告ランプ」の穴が空いていない。 不思議に思って裏側を見ると、それらしきマークがしてあった。もし付けるとするとここに穴を 開けないといけないが、何か別の方法で、新しいランプを付けようと思っている。


新しいメーターパネル

少し角度をずらして、カメラのフラッシュを避けて写真を取った。 新しくなっている事が十分判ると思う。
この部品だけで、\13、200円もかかっている。こんな所にお金をかけるなんて私自身も 考えていなかったが、これも俗に言う「愛着」のおかげかもしれない。それにしても、部品が 入っていた段ボール箱は、埃もすごかったが、年代物と思わせる古さを感じさせた。
心配なのは、経年変化でプラスチックの強度が落ちているかも知れないという事である。 せっかく新しくしても、強度がなくすぐに壊れてしまう様では、新しくした意味がない。



今回交換した部品

名称部品番号価格
メーターロアケース37617ーMJ0−009 \5,300
メーターアッパーケース37620ーMJ0−009 \7,900

※価格は当時の価格です



平成11年10月13日

☆<エンジンオイル、エレメントの交換> ☆

去年オイル交換をした時には、フラッシングの目的で「ウルトラ U」を入れておいた。これから ツーリングにはいい季節になるので、少し硬めのオイルに交換した。クラッチを握っていると 異音が消えるので、その問題の解消にもなるかも知れないと思っていたが、 クラッチもだいぶ疲れている様で、どうやらクラッチもそろそろ交換しないといけない。
それにしてもせっかく買った「オイルフィルターレンチ(純正品)」は、エキパイが少し後方に ずれているおかげで、使う事が出来ない。仕方なくマイナスドライバーを打ち込んで、やっとの 事で、取る事が出来た。取り付けは工具を使わず、手で締めただけである。このくらいの締めつけ でもオイルは漏れていない。
ステップラバーは、サーキットの走行時に落としてしまったので、ついでに左右を交換してしまった。 新しいゴムは弾力が有り、長距離のドライブでは振動が吸収され、疲れが出にくいと思う。
交換したオイルは、筑波サーキットに持って行って、オイル回収箱に捨てる事にした。



今回交換した部品

名称部品番号価格
エレメント15410ーMJ0−405\1,300
ドレンプラグボルト92800−12000不明
ドレンプラグワッシャー94109−12000¥30
ステップラバー50632−MJ0−000¥500×2
メインステッププレート50637ーMJ0−000¥390×2
オイルホンダ ウルトラGP 20¥980×3L


※価格は当時の価格です


平成11年11月29日

☆<ベンチテスターによる馬力測定> ☆

以前より心配していた最高出力の測定の機会があったので、早速報告。
11月28日から29日に渡り、近年恒例になっている身内の忘年ツーリングが行われ、 今年も伊豆へ行って、ゆっくりと温泉に漬かって来た。今回はSRX250のレースで 知り合ったN氏もハーレーで参加する事になり、楽しみにしていたが、結局2名の欠員が 出て、話題の無いツーリングであった。しかし、前回オイル交換もして、調子も上がって 来た事をいい事に、かねてから予定していたベンチテスターによる馬力計測を行う事に した。場所も、ツーリングの帰り道にあり、料金も手頃で、なじみやすい店を以前から 知っているので、そこで行う事にした。
少し見にくいかも知れないが、印刷された チャート表を下記に添附。


[  結果  ]

紺色の曲線はトルク−−右側の縦線の値  水色の曲線は馬力−−左側の縦線の値

測定の結果、9,700RPMの時に後輪出力で70PSが出ている。最高出力付近での 大きな馬力の損失が見られるが、これはメインジェットの目づまりか、負圧式キャブの ダイアフラムのゴムの硬化が考えられる。この年代の単車としては立派な結果になった。 ここでまた問題が発覚した。ご覧の通り、4,000RPM付近のトルク曲線に 大きな谷と山が現れた。この原因には思い当たる事が見つからない。

発売同時のエンジン単体の動力性能は、77PS/9,500RPM、6・5Kg−m/ 7,500RPMだから、馬力で約10パーセント、トルクで約15パーセント落ちて いる事になるが、同時は今回の様に、走行状態では無く、エンジン単体の計測なので 、伝達装置の摩擦損失を除いて考えると、16年前の単車としては立派な成績と思われる。 YAMAHAのサービスマニュアルには、「エンジン性能曲線図」と「走行性能曲線図」が 紹介されてるが、HONDAには載っていないので、正確な検証は出来ない。
測定時にもう一つ見ておきたかったのは、排気ガスの出具合と色。運転している 本人が観察出来ないので(負荷がかかっている状態)、注意深くマフラーから出る排気 ガスを見ていたが、オイルの燃焼による青白い煙は出ていなかった。

予想以上の結果で、(本人は60馬力超えていればいいと思っていた)しかも全開運転の あとのエンジンは快調であった。今後の焦点は、いかにして失った馬力を取り戻すかに 移ってゆきそうである。



今回交換した部品

名称部品番号価格
馬力測定\2、000

※価格は当時の価格です




平成13年 8月 5日

☆<車検の準備> ☆

夏の祭典といえば、「鈴鹿8時間耐久レース」である。10年以上も前、確か、シュワンツが ヨシムラマシーンで出た時に、見に行った記憶がある。決勝前日に台風が近づき、開催が 危ぶまれたが、決勝当日は快晴であった。今でも覚えているが、130R手前を、シュワンツが マシンを押していた。ヘルメットをかぶって、ガス欠のマシンをピットまで無心に押している 背中にプロの仕事を見た記憶がある。最近のレースは綿密に計算されていて、あの時の様な 「ガス欠」は無い様で、耐久レースももはやスプリントレースの様な様相である。技術の 進化はこれからも進んで行くであろうが、私のレストアは、相変わらす、昔のままの、 相も変わらず「サビ」と部品の交換である。それも、時間を気にすることなく、好きな時に 気になった所を直せば良い。
最近、レストアが進んでいない原因には、本人の体力の衰えもあるが、何せ今年の夏は暑く、 単車にも乗っていないし、単車カバーも外していない。しかし、いくら気ままなレストアと 言っても「車検」となれば、話が違う。有効期限内に、車検をしないと、(正確に言うと、 納税??)公道を走れなくなる。仕方なく、単車の整備を始める。
いろいろと問題はあるが、前回2年前、車検の前テスター屋で指摘されたヘッドライトの 光量を直す事にした。直すと言っても、バルブは45Wの高能率バルブを入れている。 リレーと配線を新設する事も考えたが、基本的にレンズが曇っているのではないかと 考え、今回はレンズの交換である。


新旧二つのレンズ

新旧二セットのレンズを並べて見る。上の物が今まで使用していたもので、下の物が今回 購入した新品である。
今までは、それほど老化していると思わなかったが、新しい物と並べてみると、明らかに 「明るさ」が違っている。新しい物の方が、青白く見える。


新旧二つのレンズ

この角度から見ると、反射板が明らかに曇っている事が理解出来る。
レンズ自体の交換は簡単である。アッパーカウルを外して、レンズ本体を固定している フレームを外し、光軸調整用ボルトを外すと簡単に取る事が出来る。
光軸は、またテスター屋で調整してむらうので、今回は取り付けただけである。


交換後、バッテリーを点検し、ヒューズを交換、そして点灯してみると、明らかに 明るさが違っていた。



今回交換した部品

名称部品番号価格
L・ヘッドライトユニット33120−MJ0−003 \6,900
R・ヘッドライトユニット33121−MJ0−003 \6,900

※価格は当時の価格です



平成13年 8月23日

☆<2回目の車検> ☆

走れる状態までレストアが進み、その後目立った故障も出ず、少し弱ってきたバッテリーを だましながら乗っていたが、2年と言う年月は呆気なくやってきた。そして、今回は2回目 のユーザー車検である。
普段走っていても、何も問題を感じないので、最小限の点検と、 前回指摘されたヘッドライトの光量不足を解決するため、新品の部品を組み込み、準備万端 で、車検に挑んだ。

まずは、テスター屋で、光軸と光量の調整を行う。いつものテスター屋で、いつもの機械を 使った。だいぶ光軸が狂っていて(レンズを交換したのだから仕方ないが)、だいぶ調整に時間が かかった。そして光量の測定。今回レンズを新品にしたので胸をはって望んだが、テスター屋の 兄ちゃんが、単車を前に出す様に指示をして、そしてエンジン回転を上げる様に右手を回した。
ナント光量が足りないのである。「本番では白線からこのくらい(約1m)前に出して、 エンジン回転を開けて下さい」と言われた。ちなみにバルブは「車検対応、80/75W 高効率バルブ」を入れている。今思えば、ホームセンターのワゴンセールで、1セット(2個) ¥980円で売られていたものを使っている。「安物買いの銭失い」と思われるが、その時に 2セット買い、一つは車に使っている。車に装着した方は、その効果が現れていて、ノーマル よりかなり明るい。
しかし、前回2年前にも同じように言われたが、車検は無事にパス しているので、今回も同じようになると思い、そのまま単車を車検場に運んだ。
代書屋で書類を買って、見本を見ながら記入し、ユーザー車検の窓口で受付を済ませ、指示 されるまま、2カ所程窓口を廻り、車検代金と重量税の印紙を貼り、最初の窓口に戻り、今度 は、指示されたラインに単車を運んだ。

運輸省から国土交通省に名前が変わり、検査官の制服も変わった様だ。役所らしからぬ、 どこぞの警備会社の様である。バインダーの書類を見ながら、ハンマーであちこちを叩いて 、ウインカー、ライトのチェックである。ホーンをしばらくぶりに鳴らすと、接触不良で こもった音になっていた(ホーンはBOSCHのダブルホーンを付けている)が、指摘されず に、そのままラインに乗る。検査官が丁寧に誘導してくれた。前後のブレーキは問題なくパス。 最近の車検はスピードテストをしないのでそのまま光量、光軸の測定である。車体を所定の 場所に止め、検査官が手動で機械を操作していたが、最後に「エンジン回転を上げて下さい」 と言うので、4000rpm程にアクセルを開けると、「OK」が出た。

新しい車検証を受け取って、無事に車検を終了。また2年乗る事が出来る。

年々検査が甘くなっている様に思うが、その分自分自身の整備を十分に行わないといけないと思った。 整備不良で事故を起こしても、全ては自分の責任である。そんな事を思いながら、帰路に ついたが、何となくフロントブレーキの利きが甘くなっている様に感じた。次回はフロント ブレーキにメッシュホースを入れる事を思いついた。



今回交換した部品

名称部品番号価格
点検整備簿代 \450
自賠責保険 \22,900
書類代 \30
光軸・光量調整 \800
検査登録代 \1,400
重量税 \5,000
合計  \30,580円

※価格は当時の価格です



平成14年 8月20日

エキゾーストスタッドボルト交換

こうして今までの記録を読み直してみると、この1年何もしていない事に気がつく。細かい 整備はしているが、新たに記録する事が無く、今日まで更新しなかった。
しかし、社外マフラーを取り付けるに当たり、折れていたエキゾーストスタッドボルトの 交換が必要となり、珍しい修理なので、紹介することにした。
以前に、純正のエキパイを塗装する時に、気が付いていた7ミリほど先端が折れた 1本と、新たに折ってしまった物1本、合計2本の交換をすることになった。社外マフラー の取り付けは、「ドレスアップ編」に別に記録してあるので、そちらを読んで頂きたい。

今回純正のエキパイを外す時に折ってしまったスタッドボルトは、ネジ部分がすべて 無くなってしまった。あいにく2番シリンダーなので、バイスグリップ、ウォーター ポンププライヤーなどでは、つかめない所である。こうなると、それ専門に作られた 工具を使用するしかない。改めて「工具のページ」を見ると、あいにく掲載していない ので、使用方法も簡単に説明したい。


2番シリンダーの、折れたスタッドボルト

車体右側から、ズームをつかって撮った写真。銀色に光っているのは、以前から折れて いた物。先端から7ミリ程、ネジ部分が折れたが、純正のエキパイを止めるには、 十分な長さであった。今回新たに折ったのは、茶色くなっている物。
CBXのスタッド ボルトは、シリンダー側がM8、エキパイ側がM6と途中で太さが変わる。今まで見た 事が無い。


2番シリンダーの、折れたスタッドボルト その2 錆びついたスタッドボルトは、冷却フィンよりも奥まった所にあるので、「つかんで まわす」方法の工具では取れない。そこで「Koken 4100M−6」という ソケットタイプのプーラーを使用して外す事にした。まずは、ソケットの邪魔となる フィンを、リューターを使用して削る。折れたスタッドボルトの真下、 白く光っているフィンとその下の白い粉は削った部分と、その削りカスである。

Koken 4100M−6

Koken 4100Mシリーズは、内部に3個のローラーが入っており、それが スタッドボルトを挟み込み、取り外すタイプである。3個のローラーは線接触する為、 (なるべく接触面積を稼ぐ為)なるべく奥までボルトが入る様にしないと、うまく ホールド出来ない。この状態でおよそ20ミリ程、ソケットとボルトがかみ合っている 状態である。
ソケットの差し込み角が1/2なので、長いハンドルが使用出来るが、 その分慎重に、ゆっくりと力を入れないと、ローラーとボルトの接触面が滑ったり、 最悪の場合には、再度ボルトを折る事になる。注意しながら、ゆっくりと力を加えて 行くと、簡単に取れてしまった。


残りの1本は、シリンダーヘッドのカムチェーン収納部分が大幅に出っ張っており、 とても削る事が出来ない。試しに4100Mで外そうとしたが、5ミリほどしか 挿入出来ずに、ボルトを変形させてしまって、取り外す事が出来なかった。仕方なく ナットを2個入れて、通称「ダブルナット」方式で取り外した。


折れたスタッドボルト

折れたボルトと純正のボルトの長さを比較してみた。一番上が純正のながさである。 上から2番目のボルトのネジ部分が変形しているが、これは4100Mが根元まで 入らずに(5ミリほどしか入らなかった)、変形した部分である。


Koken 4100Mは、とても便利な工具であるが、使用方法を間違えると 被害を大きくしてしまう。確実にホールド出来る状態を確認し、作業を進めて むらいたい。ボルト自体を変形させたり、ソケットそのものも破損する。 ソケットとの接触面がネジ部分なので、その当たりにも注意が必要である。 ローラーの接地跡が付いてしまうと、2度と使用出来なくなる可能性もある。 取り外したボルトの再使用は、場合によって見合わせた方が良い。

新しいボルトは、「ダブルナット」方式で挿入した。Kokenでは、「スタッド ボルトセッター」も販売しているが、当方は必要と感じた事が無い。もし、購入する 場合には、ネジの外径とピッチを確認して、ボルトに合ったものを購入しないと 使用できないので、注意が必要である。


大容量バッテリーに交換

書き忘れたので、ここに追加した。
あまり頻繁に単車に乗らない為、純正バッテリーではすぐに「上がって」しまって、 1年くらいで交換していたが、他の単車に使用されていた単車用では、もっとも 大きな容量のシールド型バッテリーを、試しに装着してみると、何とか入ってしまった。


シールドバッテリー FTH16の写真

無理やり押し込み、結線してみると、バッテリーケースの変形は見られたが、 入ってしまった。ステーもかなり無理に曲げたが、サイドカバーとの干渉は 見られない。ステーは本来ボルト3本で止まっているが、ステーを無理やり 曲げて入れたので、下部の1本でしか固定されていない。しかし、微動足りしない。 新品バッテリーを注文し、以後この状態で走行している。
レギュレーターの故障で、バッテリーの寿命が短いのかも知れないが、当方 直流電流計で、20Aも測れる物が無いので、そのまま使用している。 電気系統に詳しい人が見ていたら、情報提供願いたい。




平成15年 4月13日

ハンドル交換

バックステップを使用している訳ではないが、どうやら当方の乗車姿勢が悪く、 ノーマルハンドルでは、単車を操作しにくい事に気がついた。そこで以前 オフ会で仕入れた情報で、「VF750のハンドルなら、配線を延ばさず そのまま付くはず」と言っていた事を思い出し、早速ポンコツ屋などを 探し回った。やっとの事で探しあて、早速装着した。


VF750とCBXのハンドルの写真

上が、VFのハンドルである。ハンドルの絞り角度と、高さが約30o程高い。


ハンドル本体と左右のディマースイッチは簡単に移植できたが、チョークケーブルと アクセルワイヤーがほんの少し短い。ハンドルを左右に切ると、それぞれのケーブルが フレームと干渉して、フルカウンターまで切れない。仕方なく、タンクを取り外し、 ついでにキャブのオーバーホールも行い、ケーブル類の取り回しを変更。どちらも フレームをまたがないように組み換えた。

試走してみると、ハンドルの絞りがきつくなったので、慣れるまでに時間が 必要であったが、体からハンドルまでの距離はとても良くなり、小回りが やりやすくなった。ついでに行ったキャブのオーバーホールのおかげで エンジンは絶好調である。

さて、今年は車検である。それまでに光量不足を解消する対策を施したい。



平成15年 9月3日

3回目の車検準備

車検に向け、下記の整備を行う。


その 1 ノーマルマフラーの装着


排気音に対する対策ではなく、乗っている本人としては、うるさい音がするととても疲れるので あえてノーマルマルラーに戻す。ほとんど全体的に錆びていたノーマルマフラーを、再度耐熱 塗料で塗装し、装着した。とても重く、苦労した。念のため、水抜き穴も確認したら、錆びで塞がって いた。ドリルで穴を開けておく。塗装後、シリコンスプレーで全体をコーティング。これで錆びにくく なると思われる。


その2 フロントブレーキホースを、メッシュに交換


「今まで付けていなかったのか?」と思われるが、一般道を走るには何の問題も無かった。しかし、 そろそろホースに細かい亀裂が発生したので、この際フルードの交換も兼ね、交換してしまった。 もちろん、アッセンブリーで、「CBX750用」として販売されていないので、長さを測り、 既製品の物を買って、交換した。ハンドルをVF750用に交換したため、長さもそれぞれノーマル より50o長い物を購入。


その3 ヘッドライトリレー


購入したリレーキット

ヘッドライトの光量不足は、今まで何回も車検を受ける際の、一番の問題となっている。当方の対策 として、今までに、「高出力バルブに交換」、「ライトユニット(レンス)」を新品に 交換してきたが、車検の都度テスター屋で「光量が不足しています。」と言われ、しかし現実には 車検合格してきた。当方の友人は、旧車の車検の時だけ、必ずCIBIEのリレーキットを入れ、光量 不足を補っている。末永く乗る予定の単車なので、この際メインハーネスを分解して、新たにヘッド ライトの電気配線のみ作り直そうとも考えたが、細かい配線図を見ていると、純正では、3カ所に リレーが入っていて、しかも、最近目が悪くなり細かい部分が見えない。作り直す事をあきらめ、 リレーキットを探す事にした。その結果、CIBIEではもう作られていない(輸入されていないかも?) との返事が帰ってきた。そんな事があってからしばらくして、近くのバイク部品屋で、「PAMS  ヘッドランプブースター」と言う商品を発見。早速説明書を読んでみると、昔使っていたCIBIEの それとほとんど同じ作業で取り付け出来そうである。リレー本体も、CIBIEのそれよりも小型に なっており、配線も簡素化している様だ。さらにうれしい事に、1灯用、2灯用、2種類 あり、1灯用を2セット買う必要が無い。販売価格も¥8,300円と割安に思えた。早速買って 取り付けてみると、とても簡単。しかもリレーが小さく、当方は、ヘッドライトステーにライラップで 固定して、約30分で取り付け終了。昼間点灯しても、以前より格段に明るい。ちなみに使用 しているバルブは、無名メーカーの高効率バルブ 60/55Wである。





平成15年 9月 5日

☆<3回目の車検>☆

特に書く事が無いほど、当たり前の様になった、ユーザー車検。自賠責に入り直し、車検の予約を入れ、 書類と、点検整備簿を作って、車検場に行く。問題の光量、光軸は、事前にテスター屋で、調整した。 リレーを入れたが、バッテリーが上がり気味の様で、少しアイドリングを高くすると、みるみる 光量を表すメーターの針が大きく振れ、ノーマルの状態とは、「別物」である事を実感する。

テスター屋で、例のごとく、片目にボール紙を張られた状態で、車検場に入り、受け付けを済ませ、 ラインに並ぶ。この季節の割に、とても混んでいたが、単車のラインは、ガラガラ。しかし、検査官は 飛び回る様に車の事前検査(ランプ類の点灯、ワイパー、ホーン等)をこなしている。当方の単車も 問題なく終わり、ラインに入る。前後ブレーキ---問題なし。近年、スピードテストは行わないので、 次の光軸、光量を終えると、すべて終了。本来なら、2灯なので、左右別々に測定するはず(テスター 屋ではやっていた)が、片方だけで、終了。役人は、忙しくて手を省いても、世間の人は文句を 言わない。「気軽な商売だな〜。」と関心する。



今回交換した部品

名称部品番号価格
自賠責保険 \22,900
書類代 \30
光軸・光量調整 \800
検査登録代 \1,400
重量税 \5,000
合計  \30,130円

※価格は当時の価格です




平成17年 9月25日

☆<4回目の車検>☆

今年の春先は、自由な時間がある程度取れたので、夏に向けて、早めに冬眠から目覚めさせる 事が出来た。約半年寝ていた車体は、やはりキャブが詰まっている。先ずはキャブのオーバー ホールから初め、走れる様になると、クラッチオイルの交換など、長距離ツーリングにも 出られる様に整備を行った。
しかし、クラッチのつながり具合がどうもおかしい。考えてみれば、総走行距離は、もう 40000qにも達しようとしているので、クラッチディスクの交換を行いたい時期でもある。

先ずは、車検に向け、クラッチ交換を考えた。マニュアルを見ると、専用工具が必要である。作業を 始める前に、先ずその工具(07716−0020300)の在庫をしらべると・・・。


納期未定品(いわゆる、欠品である)


価格は2020円であるが、物が無ければ仕方ない。クラッチは、後日作業する事とする。



今回交換した部品

名称部品番号価格
自賠責保険 \19,620
書類代 \30
光軸・光量調整 \800
検査登録代 \1,400
重量税 \5,000
合計  \26,850円

前回よりも、自賠責が安くなっている。その他、車検の内容は、前回と変わりなし。あえて書くなら、 車検時の走行距離を記入する欄が増えた事である。これは、車も同じで、車検証には、走行距離が 記録される。この事は知っていたが、当方は車検整備をした距離を書いてしまった。事実は、車検 当日の距離を記入するらしい。同時にステッカーも小さくなった。単車のナンバープレートには ぴったりであるが、少々張りにくかった。


☆特殊工具の製作☆

欠品しているクラッチ分解用特殊工具を製作する事にした。都合よく、手持ちにHONDA純正工具の データがあったので、一般に市販されているソケットと比較し、意外と簡単に製作できる事が判った。

専用工具と一般のソケットでは、外径が違うだけである。専用工具は直径35o。今回削るのは Koken 4400m−27である。外径は、36.5o。その差は、1.5oである。
さて、どのように削るかが問題である。所有している旋盤は、あいにく出張中で、手元にはない。 あったとしても、熱処理されたソケットを削るバイトもない。旋盤で削るとしても、バイトでは無く 高速回転の砥石(グラインダーや、リューター等)で、火花を散らしながら削るしかない。その場合、 削ったカスが、旋盤の重要な部分に入り込み、旋盤の精度が失われてしまう恐れがある。
結局、ソケットを固定する治具を作り、それをボール盤に食わえ、電動リューターで削る事にした。


線香花火

写真を撮る為に、リューターを片手で持っていた為、あまり花火が出ていない。作業時間は 約1時間。意外にキレイに削れた。反面、体中、鉄粉だらけ。
図面上では、ソケットの奥行き、外径はクリアーしているが、さて、実際に使ってみないと、 その結果は出ない。


結果は後日・・・。




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