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スクリュードライバー (ねじ回し) 

人類がネジを発見してから、それを回す為に、頭の部分がいろいろと考えられて来ました。その当時 頭が6角形の物を作るのは、大変な技術と費用がかかったと思います。簡単にネジを回せる方法を いろいろな人が考え、今日に至ったと思います。現に頭が6角形以外の(つまりネジの外からでは なく、回転軸と同一方向)から回す部分にはたくさんの種類があります。なんと言っても、回すのが 簡単です。工具を振り回すスペースも要りません。これらは小さなネジの場合ですが当時大きなネ ジは、苦労して作るより、リベットの方が安上がりで確実だったのです。

現在日本では、もっとも単純なマイナスの頭のスクリュードライバーとプラス頭のそれが規格されて いますが、世の中にはもっと複雑な形の頭を回すネジがたくさん有ります。一番良い例が、レン タルビデオテープの裏の中心部に有る、三角形の物や丸い物、欧州の家具に使われているプラス 頭に髭の生えた物、ヘルメットホルダーにあるコンペイ糖の様なもの、など身の周りにはいろいろ たくさん隠れています。それらは何らかの理由により考えられた代物です。

ここでは日本の基準に成っているプラス(フィリップスドライブ)を中心に記録して行きます。この規格 は皆さんがよく知っているオランダの電機会社が作った規格で、もっとも多く使用されています。



最終更新日時: 2020年 4月20日。


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スクリュードライバーの使い方

自分の手に会った物を使用する。
規格に有った物を使用する。特にプラス規格の場合には、注意が必要で、規格の大きな物から 順番に
あてがってみて、ぴったりと有った物を使用する。
力の配分は「押し7分、まわし3分」が原則
作業する余裕があれば、なるべく長いブレードを使用し、しっかりと抑えてから回す。(自分 の体に近い
と抑えやすいと思います)
先端が磨耗、変形した物は使用しない。(スクリュウードライバーは消耗品と思います)
固くて回せないネジはあきらめる(他の方法を考える)。



今まで使用したスクリュウードライバーの感想


Snap−on SSDP42 SSDP21 

  Snap−on SSDP42,SSDP31の写真

上 SSDP42  (Ph−2)
全長 約199ミリ  グリップ部太さ(二面) 約24ミリ 重量 約82g
下 SSDP21  (Ph−1)
全長 約156ミリ  グリップ部太さ(二面) 約20ミリ 重量 約43g

今はもう販売されていない、グリップが細身のドライバーです。現在のモデルはすべてパワー グリップになっていますが、このグリップが手に合っていてとても好きです。もちろんブレードは 現在の物と共通です。ブレードの根元の六角部分には、レンチをかます事が出来るので、便利な 様に見えますが、あまり使いません。SSDP42はもうこれで4代目のグリップです。グリップの み部品で買っておいたので、今後も長く使えます。ブレードは特に固いとは思いません。ネジとの 相性が一番いいと思っています。
他の人の意見を聞いてみると、私とは違っている場合 もあり、最終的には使う人の感覚だと思います。



Snap−on ブレードの写真

Snap−onのドライバー類は、グリップとブレードが簡単に取れるのが特徴 です。ブレードにウエスを巻いて万力にくわえ、木ハンマーでグリップのリップ部分を丁寧に叩くと 取り外す事が出来ます。また、ブレードの磨耗による交換は永久保証の対象外です。ですから、いざと 言う時の為に、ブレードも部品として買っておくと便利です。

最近入手した情報では、 磨耗による交換も行っていると聞いていますが、私が実際に話を聞いたわけでは無いので、 真実は判りません。



Snap−on SSDP22 

Snap-on SSDP22の写真

SSDP22

このドライバーのグリップ部分も、もう生産されていない物です。この角度では、昔の ロゴマークが見えると思います。「Snap−on」社は何年かおきにロゴマークを 変えている様です。スタビードライバーはそんなに使用しない為、未だ新品同様です。 私の手のひらに収まり、心地よい作業を与えてくれます。最近このグリップに車の鍵が 付けられる様になったキーホルダーも出回っている様です。しかし、キーホルダーには 少し大きい様で、私も使っていますがあまりいい物では有りません。



Snap−on SSD4 SSD2 

2020年 9月 6日 追記

Snap-on SSD4 SSD2の写真

上  SSD4
全長 約196ミリ  グリップ部太さ(二面) 約24ミリ  重量 約64g
先端部の寸法  約1ミリ×6.5ミリ
下  SSD2
全長 約152ミリ  グリップ部太さ(二面) 約20ミリ  重量 約48g
先端部の寸法  約1ミリ×5ミリ
マイナスドライバーです。日本ではあまり使いませんが、買ってしまいました。 SSD4の先端部は、変形していて正確な寸法は測れませんでした。



Snap-on  番外編 SSD10 

Snap-on SSD10の写真

SSD10
こんなに長いマイナスドライバーも良く使用します。全長は375ミリあります。日本ではこんな マイナスネジは、クランクシャフトのセンターキャップやめくらネジにしか使われていませんが、 私の場合にはこれをレバー代わりに使用したり、こじったり、好きな様に使っています。



Snap-on  番外編 ロゴマークについて

2020年 4月20日 追記

Snap-on ロゴの写真その1 Snap-on ロゴの写真その2

Snap-onのロゴは、毎年変わります。この二つは、購入時期が異なります。しかも、かなり昔に 購入しました。逆にロゴによって製造された年がわかります。カタログのロゴも毎年変わります。 昔のカタログのロゴと、製品のロゴを照らし合わせれば、製造年が判ります。
と、言っても、「永久保証」なので、もしもの時には交換して(摩耗を除き)頂けます。ただし、製品が 製造中止になったり、機構変更があれば、保証の対象から外れる場合があります。
保証の対象となり、実際に交換となった場合、その場で新品に交換してくれる場合は、無いようです。 輸入元に送ってからの判断になると思います。




STAHLWILLE

STAHLWILLE 10515/3,10515/2の写真

上 10515/3  (Ph−3)
全長 約260ミリ  グリップ部太さ(二面) 約26ミリ 重量 約128g
下 10515/2  (Ph−2)
全長 約197ミリ  グリップ部太さ(二面) 約24ミリ 重量 約69g

グリップの形がSnap−onに似ていて、これも愛用しているドライバーです。この形のグリップ ももう販売されていません。Snap−onの様に、グリップとブレードが外れず交換部品が無いの で、一番大事にして使っています。ブレードは何となくSnap−onより固い様に思います。 先端には何の処理もしていないので、すぐに錆びます。ネジが吸いついて来る様な感じで、しっかりと ホールドしている様に思えるので、新品のネジを回すのにいつも使ってしまいます。グリップのプラス チックも表面が滑らず、使っている内に茶色の半透明に変化します。



STAHLWILLE 番外編 飴色

2020年 4月20日 追記

STAHLWILLEのグリップ部の写真

何といっても、この透明感が好きですね。色からは「飴」のようですね。まるで手にしっくりと食いつくような 感じかします。とても好きです。




HAZET

HAZET 814-PH3の写真

こんな古いドライバーが物置から出て来たので、ついでに紹介します。HAZETのドライバーは グリップが手にあわなかったので、今まで使っていませんが、10年ほど前あるお店の工具売り場で ワゴンセールの中から発掘(!)しました。木柄の貫通ドライバーでしかもブレードの根元に6角 まで付いている、現在でも通用する逸品だと思います。残念ながら使っていません。記念モデルと して大事に保存しています。





PB 6162−2 

PB 6162−2の写真

昔のPBのドライバーのグリップは、こんなダルマ形ではなく、円筒形の細身のもので、個人的には 嫌いなドライバーでした。しかし、ポジドライブのドライバーが急に必要になったので、在庫が有り すぐに手に入ったのでこの新しいグリップの物を買ってしまいました。グリップの色で先端部分の 規格を分けているので、使う人にとってはとても分かりやすい事と思います。しかしこのグリップ にしろ形、材質共に私の好みではありません。


POZIDRIVグリップ部の写真

 ポジドライブの目印 

2020年 4月20日 追記


これがポジドライブのネジの頭の写真です。これは当方の昔のスキー板から撮りました。日本では PH「フィリップスドライブ」が市場のほどんどを占めていますが、ヨーロッパではこの形が主流です。 海外からの製品を使用する場合には、用意しておきたい工具です。




Beta 1224N 6×30−1×6.5

Beta 1224N 6×30−1×6、5の写真

イタリアのメーカー「Beta」社のスタビー ドライバーです。これも、工具箱の隅に寝ていました。あまり使っていません。 自分でも不思議ですが、何でマイナスを買ってしまったか、思い出せません。グリップ部に 指が丁度納まる様に、くぼみがあり、グリップ感覚は最高です。しかし、ブレードの 先端まで、メッキがしてあるので、すこし滑り易い様です。





FACOM ACH6.5×150

FACOM ACH6.5×150の写真

フランスの大手工具メーカーの「FACOM」社のマイナスドライバーです。もともとは 産業機械用のメーカーで、車関係ではあまり有名ではありません。しかし、私が気に入って いるのは、ブレード部分が6角形で作られている為、何となく強靱さを感じ、主にネジを 締める作業より、プライバー(シノ)として使用しています。かなり丈夫に作られていて、 ブレードは曲がっていませんが、先端部分のメッキは剥がれてしまっています。






ナットドライバー


六角ねじ(ナット)を回す工具です。小さなねじ等、軽微な作業にとても便利です




PB No,200

PB No.200の写真

上 No,200s−10
中 No,200s−8
下  No,200−7
あまり使用していませんが、とりあえず所有しています。どうもこの形のグリップは私 には、合いません。しかも、便利そうなので買ってしまいましたが、それほど便利では なく、工具箱の隅に寝ています。サイズは下から、「7o」「8o」「10o」です。 「8o」と「10o」のブレードの根元には6角が付いていて、いざという時には めがねレンチ等で、大きな力を加えられる様になっています。





PROTO 9212M

PROTO 9212Mの写真

上 9212M
中 9210M
下 9207M
昔から地味な色合いを使っている工具メーカーの中で、こんなに派手は色を使っている事に 驚き、早速買ってしまいました。グリップも太く、大変気に入っています。しかし、上記の 「PB」と同じように、あまり便利ではなく使っていません。サイズは、(写真には載って いませんが6oから12oまで所有しています。しかし、8oが今手元に有りません。 どこかに眠っていると思います。




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