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O選手が周回を重ねるのを何回も見送って、「たのしそうだな・・・」と一人、スポンジバリアに
寄り掛かった、泥だらけの親父(私)。
結果は、
何も、頂けませんでした。
決勝は、いつも2クラスに分けられます。ある雑誌には、「Final 2」
は、リベンジクラスと書かれているようですが、そんな事は有りません。全て予選結果から
決勝のグリットが決まります。今回はなぜか、日頃の「仲間」が同じクラスになりました。
親友のO選手、ピットを取ってくれたN選手、去年の6月のレースで5位・6位を争った
A選手、そして練習走行でよくお会いする人が、同じクラスでの決勝となりました。
レースが始まれば、前の人を抜くだけです。決勝が始まる前に、今回はNS−1クラスに出場しない
F選手に「走行ラインとギヤーを変えたらタイムが出ない」と相談すると、「ファイナルを交換する
か、以前の走行ラインをもっと攻めるか、どちらかにしないといけないよ」とアドバイスを
頂いていたので、決勝では今年から練習を始めた事を全て忘れる事にしました。
決勝が始まり、3週程すると、N選手がタイムを上げたようです。段々離されて行きます。
(キャブのセッティングに悩んでいたのですが、彼も決勝では、以前のセッティングに戻した
ようです。)彼の後を付いて行こうと頑張りましたが、ついには見えなくなりました。その内
A選手が私の射程距離内に入ってきたので、最終コーナーでアウト側から追い越しをかけました。
突然A選手がアウトに膨らみ、私は外に弾かれ、その間にインから他の人に抜かれてしまいま
した。アドレナリンが出っぱなしです。
何とかA選手を抜かし、(去年のお返しをして)まだ見えている選手の追撃に入ったのですが、
時既に遅く、9番手でゴールしました。
単車の調子を取り戻したN選手が、メインスタンド前で単車を止めている光景を見ながら、
ピットロードを走って、コースアウトしました。
「筑波ツーリストトロフィー」もだいぶ観客が増え、今後もっとにぎやかになる事を楽しみ
にしています。次回は11月です。それまでに何とか14秒が出るように、「腰」を
だましながら練習に励みます。
まずは、フロントブレーキの交換である。1型と2型では、フロントキャリパーとマスター
シリンダーが違う。今使用している物を分解整備して使ってもそれほど差が無い
と思っていたが、1型のキャリパーには大きな問題がある。パットを支えているパット
ピンが磨耗しやすく、使用している間に、ブレーキの利きが悪くなるのである。今まで
4セット程、パットピンを交換していたが、この際全てを2型に交換することにした。
2型のキャリパーにはレーシングパットも用意されているので、それを試すのにも良い
機会と考えた。
キャブの交換に伴い、この際マフラーも新しいものに交換した。以前、ガレージ セールで入手した「新品」である。
レースまでには、直す事が出来ないので、このまま走る事にした。あまり長くこの
状態で走っていると、今度は他の部分にも影響が出るかも知れない。それにしても
いろいろと壊れる単車である。
もしかして乗り手が悪いのかも知れない。
今まで使用していたマフラーは、錆止めとして「亜鉛メッキ塗料」で塗装していた。
タンクの色に合わせる為に、その塗料を選んだが、やはりノーマル色が似合っている。
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新品のマフラーは、キャブとの相性も良く、高回転までしっかりと回る。ハンドル
廻りには、今までとは違った振動が感じられた。少し周波数が大きくなった様だ。
もしかして、マフラーが大きく振動しているのかも知れない。
この話を聞いたN選手は「そろそろフレームを交換したら。筑波ばかり、走って
いる(右コーナーが多い)と、フレームが曲がるし、振動で見えない所にクラック
が入っているかも知れない。」と言っている。そろそろ全てを新しくしなければ
いけないと考え始めた。
このホームページを公開してから、いろいろな人から声をかけられたり、メールを
いただく様になりました。しかし、この場では細かなセッティング等は、載せない
事にしております。細かな所は実際にお目に掛かる機会が有りましたら、お話出来る
と思います。
3>
その「病気」とは、オリジナル配線の断線である。今回のレースに向け、ブレーキと
キャブ、マフラーのセッティングに気を取られ、すっかりと忘れてしまった。レース
前日の練習では、走行中にエンジンストップ。取り敢えず(毎回、この作戦で凌いでいる)
配線は直し、走行は出来る様になったが、いつ切れるか判らない。配線を直し、
予定より1本多く練習を走った。これでまた重大な発見をしてしまった。タイヤの
グリップ感が無いのである。タイヤ交換を忘れた!!練習走行を終え、地元の
タイヤ屋に在庫を確認すると、「在庫無」。仕方なく、今年最後のレースを
このまま走る事にした。
今回は予選が「NMクラス」の次で、少しは朝の忙しさから、開放された。ピットクルーも
普段より1名多く、のんびりとしていた。しかし、誰もピットを取っておらず、今回も
またN選手のピットを間借りする事にした。
車検では、リアブレーキペダルの戻りが悪いと指摘され、あわててピットに戻ると
運良くN選手のピットクルーが、ゴム紐でサインボードを直していた。1M程拝借し、
ブレーキペダルをゴム紐で持ち上げて、無事車検をパス。単車をウォームアップ
エリヤに運び、エンジンを始動した。交換したキャブのチョークは無事に動いて、
暖気運転終了。そして予選の始まりである。
路面温度が低く、タイヤも磨耗しているので、十分に温めてからタイムアタックを
しようと考え、2番目でコースイン。タイヤを十分温めてからタイムアタックに
入った。すると間もなく1台のSRXと絡み始める。「予選なんだから、俺の
邪魔をしないでほしい」と叫びながら、徐々にスピードアップし、サインボードを
見ながら18秒台を出した。本人は17秒のペースで走っているが、「吉野屋の
焼き魚定食」を食べた分、重くなったのかも知れない。
続いてO選手の予選の始まり。最近の練習では出ていないタイムを出し、「やはり、
普段使わないアドレナリンを多く出している」と関心した。
予選は2組行われるが、決勝は総合予選タイム順で2組に分けられて行われる。
予選総合上位は12秒台が一人、14秒台が3人、15秒台が7人、決勝レースが行われる
頃には路面温度も上がり、上位入賞は不可能と感じ、今回各クラス11位にTTT賞が
授与される事を知り、それを狙う事にした。と言っても、これはあくまでも冗談で、
実際にレースが始まれば、前にいるライバルを抜く事だけ、である。あいにくO選手とは
別の組で決勝を走る事になった。ピット作業が忙しい。サポートしてくれた人々には
頭が下がります。
決勝が始まる前には「ミーティング」が行われ、路面状況の確認、フラッグの確認等
が通達される。今回は「VIPルーム」で、初めて行われた。皆が緊張していると
どこからか、若い女性の笑い声が聞こえる。レースクィーンが隣の部屋で笑っていた。
部屋の隅の冷蔵庫には憧れのシャンパンが冷やされている。ミーティング終了後、私の
後の決勝に出るF選手に「今ならシャンパン飲み放題!!」と、レース前の緊張を
そらすために、詰まらぬ冗談で大笑い。でもF選手は5位に見事入賞。もう少しで
シャンパンが飲める所でした。
私の決勝のポジションは、12番手である。もしかして、本当にTTT賞が取れるかも
知れないと思った。サインボードには、タイムと順位を出してむらうようにお願いし、
いつもより緊張して、グリットに並んだ。
日章旗が降られ、一丸となって1コーナーに突っ込んで行く。「みんな頑張るな!!」
と感心しながら、1週目は様子を見る事にした。ダンロップ下の切り返しで、GBが
転倒。裏のストレートで、だいぶ渋滞が収まり、スタンド前に戻ってくると、ブラック
フラックが出ていた。私が通過するころには、旗が下げられたので、上位連中の中に
ジャンプスタートした者がいると思ったが、念のため、振り返る様にフラッグタワーを
見て、自分では無い事を確認。2週目に入りサインボードを見ると、11位で通過。
「このまま行けば TTT賞」と真剣に考えた。しかし、前方を走るライダーがあきら
かに私より遅い。仕方なく、パス。そして、裏のストレードで1台がピットイン。
「もしかして9位?」と思っていると、イン側から、刺される。刺されるが立ち上がりが
遅いので、その単車をパス。またイン側から刺され・・・・・。こんな場面を何週か
こなしていると、その内にあっさりと抜かれた。後半、上位で1台転倒、これで私の
順位は「8位」、何とか前の単車に付いて行こうとしがみついていると、
その前車の遥か前方に
見慣れたヘルメットを発見。N選手が見え始めた。こうなると、11位どころでは
無くなる。懸命に後を付けると、ナントそこで「チェッカーフラッグ」。今年最後の
レースは転倒も無く、怪我も無く、終わりました。
レース終了後に知ったのだが、転倒したGBにも「ブラックフラック」が出ていた。
2台転倒、1台ペナルティー、何とも幸運な8位でした。
N選手は6位入賞。私のタイムが向上して、追いついたのかも知れないと思い、
ピットに戻りタイムを確認してみると、それほど上がっていない。不思議に思って
N選手に聞いてみると、彼の単車のシートを止めているボルトが外れ、シートが
ズレてしまって、満足に走れなかったとの事。やはり日頃の練習の成果が如実に
現れると実感し、もっと練習する決心をした。
次はO選手の決勝。実は彼と同じ決勝を走るT選手の「NZ」、フロントブレーキの
利き具合が悪いと何回もキャリパーを交換しているので、決勝までの明いた時間に
少しちゃちゃを入れた。パッドを交換したり、パットにヤスリをかけたりして、
お手伝いをしたのだ。いろいろと試してみて、パッドを厚い物に交換してみると
「今までより良くなった」と喜んでいた。これはもしかすると、O選手を
抜かしてしまうかも知れない。同じチームとして、「大きなお世話」をしてしまった
と反省。事実、彼らの決勝は、序盤から二人の大バトルになり、お互いタイムを
更新して、面白そうにレースをしていた。あいにく終盤にT選手がO選手を
抜き、おまけにバックマーカーにならずにゴールイン。O選手はほんの数秒違いで
ラップされてしまった。
NTクラスにはいつも練習でお見かけするM選手が出ていました。大排気量の
単車を相手に、650ccの単車で見事6位入賞。パワーのハンディーを腕で
見事に打ちのめしました。彼のアグレッシブな走りには、勇気が沸いてきます。
同じNTクラスの常連、K選手が出場されなかったのが、少し残念です。
次回2002年は、2月23日(土)に行われます。今後私の単車がどのように
壊れて行くか(笑)、楽しみです。
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T氏はとても立派なガレージを所有しており、「恵まれて環境だ」と関心
するばかりです。作業の途中もガレージの中をキョロキョロと眺めていました。
「ガレージもこの溶接機で作りました」と、とても器用な方です。彼は普段
SR改に乗っています。公認車検をとっており、リアディスクブレーキ化
されたとてもきれいな単車でした。この場を借りて、再度御礼申し上げます。
ところで、また問題発生。今回単車を横にした時に、どこからか液体が
漏れてきました。「オイル」と思っていましたが、匂いを嗅いでみると、
どうもさびが混ざった水です。雨の日も走ったので、パイプフレームの
中に入った物と思っていましたが、なんと、シートフレームに長さ2センチ
程のクラックを発見。そこから漏れていました。目測で単車後方から
シートフレームを見ると、全体的に右に少し曲がっていました。「そこも
溶接しましょうか?」と訪ねられましたが、以前N選手が予備のフレームを
譲ってあげると言っていた事を思い出し、今回は修理しませんでした。
結果は、
11位、「TTT賞」をいただきました。
毎年、最初のレースは寒い時期に行われるため、参加台数が少なく、今回も23台の参加
です。よって予選も決勝も1クラスです。これは予想出来ましたが、参加者を見てびっくり。
表彰台を経験している参加者が多いのです。早い連中は、寒くても参加します。遅い連中が
少ないのです。これは私の予想以外でした。そして、「あわよくば入賞?!」という甘い
予想は、レースを始める前に消え去りました。
されば、残るは副賞です。今回は「2002年2月23日」です。すべての数字を足すと
「11」になります。今回各レースの11位が「TTT賞」に設定されました。
そして、それが今回の目標になりました。(「もっと高いところを目指さないとダメ。」と
思いながらも、現在のタイムではそれが限界である事は明白)
受け付けを終え、車の中でパンフレットを眺めながら、サポートに来てくれたS選手と
O選手、3人で上記の様な今日のレースの打ち合わせをしていると、突然O選手が大きな
声を上げ笑いだす。不思議に思い、もう一度パンフレットを見ると、その中の写真の一枚に
私の姿が有りました。当然、私も大声で笑いました。「む〜ん、なんとも情けない姿!?
どこから見てもただのスケベ親父だ」と心の中で、笑いながら・・・・。
毎回、早い時間に車検、予選、そして決勝が行われますが、今回は後ろから2番目なので、
すべてに余裕がありました。「時間感覚がいつもと違うと調子が狂う」と、NS−2クラス
最高年齢者同士のT選手と、詰まらぬ冗談で緊張をほぐしていました。
そして予選が始まりました。予選時間は15分もあるので、十分にタイヤを温めるため、
5週ほど周回を重ねてから、タイムチャレンジしました。最近練習でもタイムが上がって
来たのですが、その分フロントサスがコーナーの出口で暴れる様になり、今回のレース前にも
サスオイルの固さと量を変えて見ましたが、何をやっても、解決出来ません。予選でも
クリッピングを過ぎてアクセルを開けたい時にフロントが暴れ、思うようにアクセルを
開けられませんでした。それでもサインボードでは16秒の後半が確認出来たので、
「練習どおりの結果」と納得。15分の予選も無事終わりました。
予選を第一ヘアピンで見ていたM選手から、「フロントが逃げています。ブレーキの
ポイントが少し早い様です。最終はすぐにインに付かずに、もう少し外を走った方が
ラクですよ」とアドバイスを頂きました。しかも、フロントが逃げる点に付いて、その
対策も教えていただき、早速サスのセッティングを変更しました。セッティングを
レース直前に変える事には不安も有りましたが、彼の理論があまりにも納得の
行く説明だったので、疑いもなく、しかし大幅に変更するには手持ちの部品では
出来ないので、できる限りの事を行いました。
ピットに戻るとS選手が「何位だと思う?」と聞いてきましたが、本人はサインボードを見る
余裕も無く、分かるはずがありません。結果を聞いて、今日のレースの目標を手に入れた事に
とても満足しました。
M選手のサスのアドバイス、本当にありがとうございます。次のレースまでにはもう少し
まともなセッティングで望みたいと思います。
そして決勝です。いつもどおりグリッドの前の方には、入賞経験者がずらりと並び、後ろから
見ていると余裕さえ感じます。とても緊張していましたが、エンジンを始動すると、落ち着きを
取り戻し、スタートでは、3台ほど抜きました。2週してもトップグループが前の方に見えます。
「タイムが早くなると、いつまでもトップグループが見える」と関心していました。前が見える
時はピットサインなど見る余裕はありません。後ろからつつかれるのを抑えながら何とか前車に
着いて行く事で、頭がいっぱいです。抜いた記憶はあまりありません。2台ほど抜かされました。
そして転倒者、エンジントラブルでスピードダウン、など自分の実力で順位を上げる事は
ありませんでした。しかし、集団の中程にいる事は実感出来、やっとレースらしいレースを
やっていると思いました。
昔、練習の時、エンジン始動に車のバッテリーを貸したSRXに、1コーナーのインで刺され、
スリップを使って追い抜かし、また1コーナーで刺されるという楽しいレースを2週ほど、
後半になり疲れてくると、彼にあっさりと抜かされ、しかも離されてしまう自分に情けなく
感じ、それでも今までとは違ったレースを楽しみました。結局彼は、エンジントラブル(?)
で減速、そのおかげで11位でゴールしました。
優勝したのは、3人いる最高年齢者のうちの一人です。「レースと年齢は関係ない、後は
やる気と体力と練習である。」とても充実したレースでした。ちなみに「TTT賞」の
商品は「シルコーレン」の4リットルオイル。そして、表彰式の「ジャンケン大会」では
アプリリアの傘を取りました。「重ね重ね(インタビューの時に使った冗談)、ありがとう
ございます。」
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