4サイクル競技車両オイル受けアンダーカウル装着について(抜粋)
4サイクル競技車両のオイル漏れによる転倒事故が多発しております。安全に走行してだく
ため、オイル受けアンダーカウルの装着は、スポーツ走行Bクラス、Rクラス、Sクラスには
既に義務付けですが、Aクラスのプロダクション車両も2005年4月1日から装着が義務
付けになりました。なお、Lクラス、Aクラスの登録車両は、推奨とします。
★エンジンの破損または故障時に、そのエンジンに使用されるエンジンオイルおよびエンジン
クーラント総量の最低半分(最低5リットル)を保持出来る構造とします。
取り付けが難しいと言われてきたNS−2マシンの現状を、6月25日(土)に行われた、
「ツクバツーリストトロフィー」に取材に行く。
その1 「3」 M選手 |
カウル本体は、確かTZ用です。ノーマルマフラーを部分的に改造。その内容は FTR225用
スリップオンサイレンサーと、マフラーチャンバー部分からの排出パイプを内側に曲げる加工をしてあります。
なぜその部分を内側に曲げる加工が必要かと言うと、その部分が外側にかなり張り出している為、
カウルと干渉するからです。
これが、その加工部分。キレイに加工されてます。
チャンバー室は、やはり大きな障害物です。カウルが干渉しています(左右とも)。何回も断熱材を張り合わせ、
走る度に熱で穴が開くので、ここまでキレイに仕上げるには、相当時間が掛かったそうです。
しかも、塗り重ねたFRPのおかげで、重量も増したそうです。それでも、長時間走ると、穴が開くそうです。
左側は、シフトリンケージとの干渉を防ぐ為、そしてバンク角確保の為、このように、段付き加工してあります。
当方は個人的には、とても気に入っています。
その2 「2」 M選手の友人のM選手 |
彼のマシンには、ワンオフのマフラーが付いている為、邪魔なチャンバー室が有りません。よって、
このように、確かTZ用のアンダーカウルが、スリムに装着出来ます。これならバンク角も確保でき、
熱による障害も有りません。
とても、合理的に、スリムに取り付けられています。関心しました。ただ、材料となるカウルの
入手先は、何だか問題が有りそうなお話です。
その3 「9」Nカメラマン 選手 |
今回2回目の参戦のAX−1です。昨年の10月、台風の中初参戦で3位入賞の、マシンです。
オリジナルは「APE」用です。DE耐でも沢山同じような
デザインを見ました。とてもすっきりと、そして苦労もなく取り付けられた感じです。やはり
アップマフラーは、余裕です。
その4 「8」 S選手 |
毎回参戦され、入賞回数もとてお多いS選手のマシンです。とてもキレイに取り付けられ、
まるで、専用設計のようです。あいにくご本人と会えなかった為、お話は聞けませんでした。
ちなみに写真は、M兄さんに了解を取ってから撮りました。
しかし、苦労されているのは、この右側からのアングルだとよく分かります。ヨシムラマフラー
を避ける様に、加工されています。しかし、何度見ても、とてもキレイ。関心しました。
その5 「15」 M選手 |
今回、激しいバトルの最後に優勝されたM選手のマシンです。彼もワンオフのマフラーを装着。
「APE」用がすんなりと付いています。「すんなり」といっても、やはり、地面との接地など
細かい部分では、苦労された様です。
その6 番外編 SR500 M兄さん選手 |
今回は、自車を貸し出してNS−2ではなく、SRのワンメイクレースに参戦したM兄さん選手。
ちなみに弟さんも同じクラスに参戦。決勝では序盤戦は再び兄弟バトル勃発。でしたが、残念ながら
弟さんは、車両故障によりリタイアでした。もちろん兄さんは優勝。シャンパンボトルが誇らしげに
(無神経に・・・?)ポンとおかれていました。レース後の車検で、問題発覚(?!)でしたが、
まあ、許される範囲です。
ネットで探した物を加工したそうです。入手には、ちょっとした秘話が有ります。まあ、その辺は
ナイショ。しかし、汎用タイプで、しかもかなり大きいので、他車にも簡単に装着出来そうです。
その後、M兄さん選手から連絡が有りました。メールには、詳しい住所も有りましたが、
残念ながらまだ了承を取っていない為、下記の文章から推測して下さい。
まあ、こんな感じで熱い一日を終えました。皆様の参考にして下さい。
shiozawa@mb.infoweb.ne.jp